個々に記事にしても良かったのですが、ざっくりと話題にする方向で!
竜王戦決勝トーナメントは、期待の中村太地君が、藤森君との死闘を制して、
勢いに乗るかと思ったのですが、深浦さんの差し回しが意欲的でしたねえ。
太地君があれだけ長考しても良い手が出ないとは、1六歩がシビれる一手でした。
ただ、それでも決定的に形勢に差はついていなかったですし、
終盤の粘りも利いて、勝ち負けだっただけに惜しかったですね。
どちらかと言うと、深浦さんの気合いや気持ちが更に上を行ったのかな、
という印象でした。深浦さんも竜王を奪取すべく燃えてますね。
その深浦さんも、次の郷田さんとの対局で敗退ですから、分からないもんです。
太地君との対局に続いて、後手の深浦さんが意欲的でしたが、
今回は結果に繋がりませんでした。残念。
最後に深浦さんの玉が相手陣を目指して一人旅の中、角が2枚並んだ形の包囲網っぷりは、
記憶に残りますねえ。勝った郷田さんは金曜日に羽生四冠との決戦となります。
もう一つの山は、糸谷君が頑張っています。
みうみう、やしもんと実力者を撃破して、同じく金曜日に行方さんと決戦となります。
その勝者同士が挑戦者決定戦の三番勝負に。
糸谷君は屋敷さんとの対局が見応えありましたねえ。後手番で途中から四間飛車に構えての右玉。
先手の屋敷さんが悪かったというより、糸谷君の差し回しが光った、
いかにもらしい将棋で、見てて楽しかったです。
金曜日はどちらの対局も本当に楽しみですねえ。
持ち時間の長い将棋なので、当日は帰宅してからでも良いところが見れるのを期待しています。
王座戦の話。
一昨日、羽生王座への挑戦者決定戦が丸山九段と豊島七段で行われ、
もつれた勝負は突然の終幕を迎え、豊島君が挑戦者に決定しました。
いつもながら、豊島君は踏み込みが良く、優位な展開になったものの、
丸山さんも優劣が決定的になる前に守りを固めたのが奏功。
じょじょに差が縮まる展開に。
豊島君は、時間の使い方も良く、難しい局面でも充分に時間を残していただけに、
更に良くする形を作れなかったのは、ちょっと残念でしたね。
攻めきれないと見るや、一転して負けないようにと、入玉を目指したのは結果として
良かったのでしょうか。感想戦でも書かれていましたが、と金と7六の歩を使わせないための
7八金を指していたら、もう少し楽だったのかな、と思いました。
本局は、相入玉を目指すのかと思いきや、急展開で攻め合いに。
先手の攻めは届かなそうな感じで、控室でも「逆転しているんじゃ」と話になっていた所、
終幕は突然に訪れました。
1分将棋の難しさというか、丸山さんが詰めろに気付かず。
粘り強く指して、逆転を呼び込みそうだっただけに惜しかったですねえ。無念。
王座戦は、豊島君がどんな将棋を見せてくれるか楽しみにしておきましょう。
凄い将棋が見れるのではないとワクワクです。
来週は京急で毎年恒例の将棋祭りが4日間あるんですよねえ。
「久々に見に行きたいぞー」とイベントの内容を見ていたら、
平日の木曜日、金曜日が行きたいかも。余裕でお仕事です!
木曜と金曜いいなあ。1000歩譲って金曜日だけでもっ。
お盆休み前日とか、どう考えても無理です、本当にありg(略
将棋連盟サイトの京急将棋祭りページを置いておきますね~。
『第16回京急将棋まつり』開催のお知らせ
http://www.shogi.or.jp/topics/event/2014/07/16_5.html