森博嗣さんのミステリィ『S&Mシリーズ』がドラマ化ということで、
『すべてがFになる』は今期一番の注目ドラマでした。
ドラマはS&Mシリーズから1つの事件を2話完結で幾つかの話をやるようです。
タイトル的にFはラストということで、第1話は『冷たい密室と博士たち』。
冒頭はFの1シーンである真賀田四季博士と西之園萌絵のモニター越しの会話シーン。
ある種、最初に最大の山場で、S&Mシリーズを読んでいる人にとっては、
一番気になっていたと予想するところで「真賀田四季博士を演じるのは無理でしょう」と。
個人的にはイイ線行っていたのではないか思います。
自分のイメージと比べれば開きはありますが、演じるの考えれば、
頑張って雰囲気を出していて好印象です。
正直、映像化するのは難しい作品ではないかと思っていましたが、
始まってみると、人物、雰囲気も違和感が無く、気にすること無く最後まで見れました。
これって大きいですよね。「あそこが違う」「ここが違う」って、なりやすいですし。
ビジュアルが公開された時は「西之園君がショートじゃないって何なの」と思いましたが、
武井咲さんはキャラクターのポイントをおさえていて、十分良かったのではないでしょうか。
とは言え、西之園萌絵特有の可愛い感じや仕草は無いと思うので、ギャップを感じる人はいるかも。
そして、綾野剛さんが演じた犀川創平。
良かったと思います。雰囲気や言動、仕草も含めて、とても良い感じでした。
という事で、第1話を見た感想としては、このキャストでS&Mシリーズは有りじゃないでしょうか。
おそらく「映像化なんて絶対無理だろ」「イメージが壊れるだけ」と
ドラマは見なかったけど、感想が気になって、この記事を読んでいる方もいるでしょう。
来週、とりあえずチラっとどうぞ。そこで判断するぐらいの価値はあると思います。
話としては「西之園君が極地研に忍び込んでピンチ!」ってとこで終わってます。
自分は原作を読んでいるので勿論大丈夫ですが、
情報量の多いドラマになっているのが、やや気になるところ。
あのスピード感で、話を推理出来たら凄いですね。
最後に一つ書いておくと、あのメインビジュアルとして置いてあった
犀川先生と西之園君の顔が近い写真から「そーゆードラマなのかな」と思わせたのと、
ドラマの紹介文が西之園君をリケジョと書いたり、そーゆー層狙いにしていたのは最悪でしたね。
ドラマ自体が良かっただけに、余計に残念に感じました。
元々好きなシリーズですし、今期は毎週『すべてがFになる』の感想を書いていく予定です。
「今回の話どうなのよ」と気になった方は見に来て頂けたらと思います。
以上、森博嗣作品も好きなジェイクールのスタッフちゃんでした。
それでは、また来週。
追記:
ドラマに対するネットの反応を見ていたら、
犀川先生がWindowsを使っていた事に対して、皆が想像以上にザワついてました(笑
眼鏡にタバコにコーヒーと、自分が許容しすぎかもしれませんね!雰囲気があれば良いのです。
追記2:
初回の平均視聴率は11.8%だったようです。
1桁の番組を考えれば流石の注目度といったところでしょうか。
次回の視聴率が初回放送の評価だと思いますので、賛否両論の結果を待ちましょう。
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