9月中旬、アメリカのヨセミテ国立公園に行ってきました。
ヨセミテ国立公園はカリフォルニア州の中東部シエラネバダ山脈に広がる自然保護を目的とした公園です。
1984年には、ユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されました。
マックユーザーにはおなじみのエル・キャピタンのある場所です。
ヨセミテはロッククライミングの聖地として有名ですが、その他にもキャンプ・トレイル・トレッキング・ハイキング・サイクリング・ウィンタースポーツなど様々なアクティビティを楽しむことができます。
そして何より私にとっては写真の師匠アンセル・アダムスが多くの作品をここで残しています。
写真を撮り始めた頃に図書館で写真関連の本を読み漁っていた時、彼の著した技法書に出会い感銘を受けたのでした。
1902年に生まれた彼の写真はモノクロでありながら、色が見えるかのように、粒子の一つ一つが立って輝いて見え、細部までくっきりと写っており、彼の確かな技術で撮影した大自然の壮大さに圧倒されます。
そんな、念願叶って訪れたヨセミテでのエピソード。
限られた時間を効率よく回るためのルートを考えたのに、方向を間違えて目的の地点には続いていないドライビングコースに・・・
とりあえず、一番近く(と言っても20~30km先ですが)の景色が眺められる場所に向かうことに。
最寄りの駐車場に車を停め、そこからは徒歩でビューポイントを目指します。
そして1.6km歩いて着いた先は断崖絶壁!!
むき出しの岩の荒々しさもさることながら、眼下にはヨセミテの有名なモニュメントの数々が見渡せます。
足がすくんで崖の端では、這いつくばって写真を撮るくらい。
思いがけず遭遇したその絶景ポイントはタフト・ポイントというガイドには大きく取り上げられないスポットですが、グランドキャニオンに匹敵するパノラマを体感したのでした。