年末に池袋のパルコミュージアムで開催された「大ラジカセ展」へ行ってきました。
整然と並んだラジカセ達にテンションが上がります。
こちら日本初、いや世界初、いや宇宙初のAIWAのラジカセです。
日本の家電の躍進はここから始まったと言っても過言ではございません。
この録音できるマシーンを個人で所有できるというのが当時革命的でした。
そして、各社しのぎを削って様々なタイプのラジカセが販売されました。
この大ラジカセ展の展示物をいくつかご紹介します。
ボタンの配色がPOPでかわいい。
側面の差込口も使用用途がわからないのにいっぱいあってなんだかうきうきします。
折りたたんで持ち運べるラジカセ。
さすがSONY 洗練されています。
チョー変わり種のUFO型ラジカセ
このラジカセでゴキゲンなディスコナンバーを聴きたいです。
鍵盤搭載のラジカセ
コードも選べて、もはや立派な録音機材です。
スパイが使ってそうなラジカセ
ダイヤルの重厚感といい検査機器のような趣きです。
奥にはラテカセ(ラジオ・テレビ・カセットの融合)も展示されています。
曲のジャンルによって音質を変えられるイコライザー
作り手の音に対するこだわりを感じます。
出ました!自動選曲!!
レコードでは溝で曲の始まりと終わりを判断できていたのが、カセットテープでは曲の頭から聞くにはカウンターなどを使ったり、テープの巻きの太さで判断したり、時には勘で早送りや巻き戻しなどで聴きたい部分を探してました。
それがこの機能がついてから自動で曲の頭から再生できるようになったのでした。
ステレオスピーカーの内部
都会のビル群が連想され、小さくなってこの中を徘徊したくなります。
ソフトであるカセットテープのデザインもかわいい
日本が一番ドガっていた時代のデザインです。
そしてパッケージも手のひらサイズと小さいサイズで制約があるからこそ成り立つデザイン
バナーデザインにも似ております。
アナログでここまでの機能を搭載し、操作する喜びを提供してくれたラジカセのインターフェースのデザインに関心しつつ、ウェブやアプリのUXの参考になればいいなと温故知新の大ラジカセ展でした。