W杯も決勝トーナメントが始まりましたねえ。
時間があれば全カード観たいのですが、そこは気になるカードだけに絞っております。
そんな中『オランダvsメキシコ』戦を観ましたよっと。
社内でメキシコが良いサッカーをしているとは聞いていたのですが、確かにいいですねえ。
前々回はマルケスのワンマン、前回はチチャ、ドスサントスはいたけどって感じでしたけど、
今回はマルケスが3バックの真ん中でどっしりと構えて、前は若い選手が皆良いじゃないですか。
ロンドン五輪を優勝しただけあります。
それぞれ、ドリブル、パス、パスをもらう動きがしっかりしていて、
これはかなり組織的に守備が出来るチームじゃないと、ボールの奪い所が難しいですね。
実際、オランダも受け身の守備になってしまい、メキシコのボール回しが冴えていました。
更にメキシコが凄いと思ったのは、ドスサントスのファインゴールで先制した後ですね。
今回のW杯は先制した後に受け身になってしまう傾向が特に強く、
逆転ゲームが多くなっている要因となっています。日本もその代表格でした。
本来、この現象というのは「2点差は怖い」と言われている原因で、
(攻めるのか守るのか意思統一が出来ていなかったり、守った方が楽と考え攻撃に消極的となり
攻撃が機能不全、意思なきサッカーとなりサンドバック状態になる)
これが1点差で頻発していたのが今大会ですね。
そんな中、メキシコは先制後、終盤に同点となるまで、不動のメンタルを見せていました。
なんなんでしょう。このハートの強さは。
イメージがダブったのは前回大会で優勝した時のスペイン。
あの時のチームも「勝ちなれた強者のメンタルを持ったチーム」とカシージャスが言っていた通り、
落ち着いたボール回しから試合を支配していました。
メキシコもロンドン五輪を優勝していますし、強者のメンタルをもったチームなのでしょう。
試合こそ1-2で敗戦となりましたが、文句のない良いサッカーをしていました。
あえて敗因をあげるなら、これもサッカーでよく言われますが、
2点目を積極的に取りに行かなかったところですね。
勝ってると言っても1点差。どんな形でも1点入れば同点です。
メキシコは2点目を取れるだけのポテンシャルがあっただけに、
悔やむならそこでしょう。
このチームは、まだまだ伸びるので、これからが楽しみです。
楽しみにしておきましょう。
延々とメキシコの話を書きましたが、ダイバーの話も書かないとですね。
オランダのロッベンは、もういつからから分からないぐらいずっと好調で、
これだけ続くと、これがスタンダードと言っても良いのかもしれないスーパーな選手なのです。
ただし、このロッベンには悪い癖があり、ダイブするのです。
今までも再三、再四、ダイブしており、次第にその技術も磨かれて行って
世界に数いるダイバーの中でも屈指のダイバーに。
そのロッベン、本日も数回飛んでおりました。自由です。
審判は、この試合をクレバーに裁いていただけに、決勝点となったPKの
ダイブにファール判定したのは残念でしたねえ。
スアレスが度重なる噛みつきで四か月のサッカー活動停止になるのなら、
ロッベンの度重なる悪質なダイブも同様に裁かれても良いと思います。
非常に優れたプレーヤーで好きな選手ですが、ダイブはそろそろやめよう。
数年前のブンデスリーガ『バイエルンvsドルトムント』の天王山でも、
ロッベンは巧妙なダイブをしました。PKはロッベンが蹴って枠外に。
その時はダイブだと明確に分かっていたと思われるドルトムントDFスボティッチの
ロッベンに対する煽りっぷりが痛快でした。フェイスtoフェイスで烈火のごとく。
また、ロッベンがダイブするようだったら、スボティッチにスタンドから乱入してもらいましょうっ。